「音楽と絵本の舞踏会 the 3rd」
無事に、幕を閉じました。ご来場くださった皆さま
本当にありがとうございます!
何か月も前から準備してきた舞踏会。
終わってしまえば、本当にあっという間でした。
当日まで何度も打ち合わせをして、曲を決めて、練習をして。
絵本を選んで、演出を考えて。
会場のレイアウトを考えて、フォトブースを作って。
「ここだったら赤ちゃんも安心かな」
「この流れなら子どもたちも飽きないかな」
「ママたちが少しでもゆっくり音楽を聴けるかな」
そんなことを、ずーっと考えながら迎えた本番。
そして実際に会場に集まってくれた子どもたちの姿を見た瞬間、
「ああ、今年も舞踏会が始まるんだ」
と、ようやく実感しました。
今年も、とっても素敵な舞踏会になりました♪

今年の舞踏会は「ラプンツェル」の世界へ
第3回となる今回のテーマは、
「ラプンツェル」。
会場には、いつもよりおめかしをした
小さなお客様たちがたくさん来てくれました。
かわいいドレスを着てきてくれた子。
お気に入りのお洋服で来てくれた子。
まだ歩き始めたばかりの小さな子。
パパやママの腕の中から
じーっと会場を見つめている赤ちゃん。
もちろん、普段着だって大歓迎です。
舞踏会という名前ではありますが
ドレスコードなんてありません♪
それぞれが一番心地よい姿で
この場所へ遊びに来てくれたら、それで十分。
ただ
「今日はちょっと特別な服を着せてみようかな」
そんなふうに思ってもらえる日があるのも
私は素敵だなと思っています(*^^)
子育てをしていると、毎日はとても現実的です。
ご飯を食べさせて。
着替えさせて。
忘れ物を確認して。
「早く靴履いてー!」
なんて言いながら家を出る。
だからこそ、ときどき。
絵本の中へ遊びに行くような一日があってもいい。
そんな「ちょっとした非日常」を
ご家族みんなで楽しんでもらえる場所を作りたい。
それが
この舞踏会を始めた理由のひとつです。

この演奏会では、じっと座っていなくて大丈夫です
「音楽と絵本の舞踏会」には
ちょっと変わったルールがあります。
それは、
危険なこと以外
基本的には何をしていても大丈夫!
ということ。
歩いても大丈夫。
踊っても大丈夫。
声が出ても大丈夫。
赤ちゃんが泣いても大丈夫。
途中で眠ってしまっても大丈夫。
お腹がすいたら
何か食べても大丈夫。
ずっと演奏を見ていなくても大丈夫。
もちろん、演奏会ですから
静かに座って聴いてくれたら演奏者としては嬉しい。
……嬉しいんですけどね。笑
でも、小さなプリンセス達にとって、
「音楽を楽しむ=椅子に座って演奏者を見続けること」
ではないと思っています。

気になる音が聞こえて振り返る。
楽しくなって身体が動く。
知っている曲が聞こえて踊り出す。
絵本を見ていたと思ったら
別のものが気になって歩き出す。
そして、また音楽が気になって戻ってくる。
それでいいんです。
むしろ、それが小さな子どもたちなりの
音楽との出会い方なのだと感じています。

「静かにしなさい」と言わなくていい場所を作りたかった
子ども向けの演奏会を作るとき
私が大切にしていることがあります。
それは、
子どもだけではなく
ママやパパにも楽しんでもらうこと。
せっかく演奏会に来たのに
「静かにして」
「座ってて」
「走らないで」
「ほら、ちゃんと聴いて」
ずっとそんなことを言い続けていたら
大人は疲れてしまいます。
演奏なんて
ほとんど耳に入ってこないことも。
だからこの舞踏会では、
子どもたちが動いても
大人がピリピリしなくて済む空間を
作りたいと思っています。
小さなプリンセスが音楽を楽しんでいる横で、
ママやパパもフルートやピアノ、歌声に耳を傾ける。
時々子どもの顔を見て笑う。
一緒に身体を動かす。
写真を撮る。
そんな時間になったらいいなと
思っています。
「子どもを楽しませるためだけに、
大人が頑張る一日」にはしたくない。
子どもも楽しい。
大人も楽しい。
できれば大人は
ちょっと癒される。
それが私たちの目指している演奏会です。

本物の音楽を、すぐ近くで
自由に過ごせる演奏会ではありますが、
演奏そのものは、もちろん本気です。
今回は、フルート、ピアノ、そして歌。
それぞれの音が間近で響く空間になりました。

子ども向けだからといって、
音楽まで「子ども用」にする必要は
ないと思っています。
小さなプリンセスたちが楽しめる音楽も演奏する。
身体を動かせる曲も入れる。
でもその中に、クラシック音楽や
大人がじっくり聴きたくなる作品も入れていく。
今回も
ドビュッシーの「月の光」
ベートーヴェンの「月光」
滝廉太郎の「荒城の月」など
さまざまな音楽をお届けしました。
最後には、チャイコフスキーの「ワルツ」。
小さな子どもたちのすぐそばで
本物の楽器が鳴る。
フルートを吹くときの息遣い。
ピアノの鍵盤から生まれる響き。
人間の身体そのものから生まれる歌声。
スピーカーから流れてくる音とは全く違う
生の音楽があります。
そのとき子どもが全部を
理解していなくてもいい。
曲名を覚えていなくてもいい。
「なんだか綺麗だった」
「この音、好きだった」
そんな小さな感覚が
どこかに残ってくれたら嬉しいです。

絵本と音楽を一緒に楽しむということ
そして
この舞踏会に欠かせないのが絵本です。
今回のメインとなったのは「ラプンツェル」の物語。
みんながよく知っているラプンツェルとは
少し違う部分もあります。
それも、今回あえて
大切にしたことのひとつです。
昔から伝わってきた物語と
今よく知られている物語。
「知っているお話と違う!」
「ここは同じだ!」
「次はどうなるの?」
そんな発見も含めて
絵本の世界を楽しんでほしいと思いました。
さらに今回は
月やうさぎを感じられる作品も取り入れました。

絵本を読む。
音楽を聴く。
身体を動かす。
見る。
感じる。
考える。
舞踏会の1時間の中には
いろいろな入口があります。
どの入口から入ってもいいんです。
絵本が好きな子。
音楽が好きな子。
踊るのが好きな子。
まだ何が好きなのか分からない赤ちゃん。
みんながそれぞれの方法で
何かひとつでも心に持って帰ってくれたらいいなと
思っています。

フォトブースも、舞踏会の大切な一部です

そして今年も
フォトブースを作りました。
実はこれ
本番当日に突然現れるわけではありません。
前日から、専属カメラマンの中ちゃんと
一緒に黙々と作っています!
布を広げて。
位置を直して。
離れて見て。
「もう少しこっちかな?」
と動かして。
また離れて見る。
写真にするとどう見えるのか確認して。
また直す。
なかなか地道です。笑
でも、このフォトブースも
舞踏会の大切な一部だと思っています。
数年後。
写真を見返したときに、
「このとき、こんなに小さかったんだね」
「このドレス着てたね」
「この日、みんなで音楽を聴いたね」
そんな会話が生まれたら嬉しい。
音楽は、その場で消えていきます。
だからこそ
写真として残るものも大切にしたい。
今回も、たくさんの素敵な瞬間を
写真に残させていただきました♪

会場は、前日から少しずつ「舞踏会」に変わります
もちろん、準備するのは
フォトブースだけではありません。
会場にはジョイントマットを敷きます。
赤ちゃんが転んでも
少しでも安心できるように。
そして敷いたマットは
一つひとつ拭いて消毒。
華やかな舞踏会の裏側では、
大人たちが地面にしゃがんで
せっせとマットを拭いています。笑
でも、こういう準備も含めて舞踏会なんですよね。
華やかな装飾。
音楽。
絵本。
ドレス。
写真。
それだけではなく、
「ここなら大事な私の子を連れて行っても大丈夫」
と思ってもらうための準備。
目立たない部分ですが
これからも大切にしていきたいと思っています!

20家族という小さな舞踏会だからできること
今回も
大きなホールに何百人も集める演奏会ではありません。
20家族限定の、小さな舞踏会です。
もっと人数を増やせば
もっとたくさんの方に来てもらえるかもしれません。
それでも私たちが大切にしたいのは、
子どもたちの顔が見える距離。
ご家族の表情が分かる距離。
演奏者とお客様が
同じ空間を一緒に作っていると感じられる距離です。

ステージの上だけで演奏会が完成するのではなく、
子どもたちが踊ったり、
笑ったり、
ちょっと違うところへ行ってみたり。
その全部を含めて、その日だけの舞踏会になる。
毎回同じプログラムを演奏したとしても
同じ舞踏会にはなりません。
そこにいるゲスト様が違うから。
だから私は、この小さな規模を
とても気に入っています。

家族みんなで来てほしいから「ご家族で1枚」
音楽と絵本の舞踏会では、
チケットを「お一人様1枚」ではなく、
「ご家族様で1枚」
としています。
最大5名様までご参加いただける形です。
そこには理由があります。
普段は音楽にあまり興味がないパパが、
「せっかくだから一緒に行こうかな」
と思ってくれるかもしれない。
おじいちゃんやおばあちゃんも来てくれるかもしれない。
兄弟や姉妹と一緒に来てくれるかもしれない。
クラシック音楽はよく分からない。
コンサートなんて行ったことがない。
そんな人にも来てほしいんです。
そして
音楽を聴いている子どもの顔を、
家族みんなで見てほしい。
音楽そのものだけではなく、
「子どもがこんなに楽しそうにしていた」
という時間まで
家族の思い出になってほしいと思っています。

私たちだけでは、舞踏会は完成しません
ここまでいろいろ書きましたが、
一番伝えたいことはこれなんです…
来てくださった皆さま
本当にありがとうございます!!!
私たちは何か月も前から準備をします。
演奏の練習もします。
打ち合わせもします。
会場も作ります。
フォトブースも作ります。
ジョイントマットもせっせと拭きます。笑
でも。
私たちだけでは、舞踏会は完成しません。
扉を開けて、
そこへ子どもたちが入ってきて。
ママやパパ、ご家族の皆さんが集まって。
音楽が始まって。
子どもたちが笑って、踊って、歩いて。
その姿を大人たちが笑顔で見ている。
そこまで揃って
ようやく「音楽と絵本の舞踏会」になります。
私たちが作っているのは
演奏会の「場所」までなのかもしれません。
最後にその場所を舞踏会にしてくれるのは
毎年来てくださる皆さまです。

今年だけの舞踏会が、ひとつの思い出になりますように
第1回、第2回、そして今回の第3回。
少しずつ形を変えながら、
「音楽と絵本の舞踏会」を続けてきました。
毎回、もっとこうしたい。
次はこんなことをやってみたい。
ここは改善したい。
終わった瞬間から、そんなこともたくさん出てきます。
でもまずは、
今年の舞踏会が無事に終わったこと。
そして、たくさんの子どもたちとご家族に来ていただけたこと。
そのことを、とても嬉しく思っています。
子どもたちは、あっという間に大きくなります。
今年は抱っこで参加していた子が、
次に会ったときには歩いているかもしれない。
去年はママのそばから離れなかった子が、
今年は真ん中で踊っているかもしれない。
そんな姿をこれからも見られたら、
主催者として、とても幸せです。

「音楽と絵本の舞踏会 the 3rd」
ご来場くださった皆さま。
一緒に舞踏会を作ってくださった出演者、スタッフの皆さま。
準備から支えてくださった皆さま。
そして、この舞踏会を見つけてくださったすべての皆さま。
本当にありがとうございました。
今年もまた、
たった一日だけの、
素敵な舞踏会になりました。
いつか写真を見返したとき、
「あの日、楽しかったね」
と家族で話してもらえますように。
そしてまた
音楽と絵本の世界への扉が開く日に。
少し大きくなった子どもたちと
皆さまにお会いできることを楽しみにしています。
また、物語の続きを一緒に楽しめる日まで。
心からの感謝を込めて。

音楽と絵本の舞踏会
主催 ひろえ




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